東京都 練馬区 I様邸
雨水の排水、改善工を承りました。
施工後の効果👇
I様邸は道路の排水溝よりも少し下がった場所に敷地がある為、
大雨や台風の時には、雨が玄関先まで侵入してしまう事態になり、
大変にお困りとのご相談を頂きました。
浸水の不安
特に今回の様な一部が土間の場合は
排水場所が無く、土に溜まった雨水が
コンクリート部分や玄関にまで溢れてきてしまう事は避けられません。
立地上、仕方のない事ではありますが、
道路面よりも下がった土地の場合、
この事態の改善には工夫が必要です。
また、最近のゲリラ豪雨や大型の台風は、
過去最高の雨量を毎年の様に更新しており、
道路面で排水出来る許容を超えてきております。
大雨の度に不安や不便を感じてしまう事は
とても大きなストレスになってしまう事と思います。
この様な不安を解消する為、今回の工事に至りました。
他には暗渠(あんきょ)と呼ばれる
敷地内の排水の悪い通路やお庭などにも
施工する事の多い工事です。
土間の改善
雨水が溜まってしまう土間部分の土を撤去し、
通路を丸ごと浸透桝の様な仕組みに改善します
通常であれば、
土を掘り起こし、土の代わりに砂利を敷き詰め、
そこに雨水を浸透させる方法になりますが、
今回は更に排水機能を向上させる為、
有孔管も設置致しました。
有孔管とは、地中に埋める排水用のパイプで、
管に小さな穴が開いている事が特徴です。
この穴に雨水等が入り、配管場所まで水を通すことが出来ます。
商品:デンカ トヨドレンダブル
直径:75パイ
掘削
現在の土間部分を基準として、深さを基準から約20~25㎝掘ります
距離は約5.5m、幅は約60cmです。
有孔管の設置
有孔管の太さは75パイの物を使用します
この太さであれば水も十分に流れます。
水が十分に流れる様、勾配を取りながら
雨水処理用の配管に接続します。
有孔管は丈夫で柔軟な素材で出来ていますので、
コーナーや勾配にもしっかり対応してくれます。
砂利入れ
有孔管の設置後は、
元の高さまで砂利を敷き詰めます
敷き詰める砂利は大きすぎると凸凹で歩き辛くなり、
細かすぎると水が浸透しなくなってしまいますので、
程良いものが必要です。
今回は浸透桝等の工事にも使う4号砕石を使用しました
ポイント
有孔管を土の上に直に置く事によって
土の細かい粒子が有孔管の下部の小さな穴を塞ぎ、
水の通りをより良くします。
土間部分と砂利の部分の境目は
ガーデニングプレートで仕切り、
砂利部分に土が侵入する事を防ぎます。
大雨時にも土の流入阻止に効果を発揮しますので、
このひと手間は大事な作業です。
今回は玄関前の通路である事もあり、
歩き易さを確保する為に2㎝程の厚みで砂をまき、完了です。
完了後は動画の通り、
雨水の処理管への排水が出来る様になりました。
通常であれば、雨水は砂利部分へ浸透させ、
地下に排水するという考え方が
一般的ではありますが、
更に有孔管での排水をする事によって、
効果を大きくすることが可能です。
立地上、仕方のない事と諦める前に、
また、玄関までの洪水を経験してしまう前に、
是非当社にご相談くださいませ。
I様、この度は誠にありがとうございました。
最近の格安工事では、掘削費用、コンクリートのハツリ作業や、
残土、ガラの処理費用を工事後に別途請求されるケースがあります。
最初の見積り段階で安く見せ、
後から費用上乗せのパターンにはくれぐれもお気を付けください。
同じ工事内容で、最低2社以上の見積りをお勧め致します