施工事例

駐車スペース増設 総額412,500円

埼玉県 春日部市 C様

駐車スペースの土間コンクリート打設工事を承りました。

3年ぶりの工事依頼、ありがとうございます。

当時高校生の娘さんが車の免許を取得し、増車に伴い

駐車スペースも増設の経緯でございます。

既存の横に増設

現在のスペースの横に、もう一台分のスペースを作ります。

コンクリートは新たに増設する事や、

解体して縮小する事も可能なので、

ライフスタイルに合わせた形で変更できます。

お好みのサイズで

幅:2.5m

長さ:15m

厚み10㎝

平米数の合計は37.5㎡になります。

駐車する車(軽自動車)の車幅は1.5m弱ですが、

まだ狭いスペースへの駐車に

自信が無いとの娘さんの意見を考慮し、

コンクリート打設の横幅は余裕を持って2.5mに設定しました。

打設範囲を決め、型枠を組みます。

既存のコンクリート部分との間には

排水と亀裂防止の為に5㎝程の隙間を設けました。

通常は10㎝程度の溝が一般的ですが、

今回は車が溝を通過した時の車の振動や、

歩行時のつまづきを避ける為に最小限の隙間でスリットを設置しました。

細かい砂利で下地を固め、メッシュ筋を組み、準備完了です。

コンクリートは仕上げが命

生コンクリートは打設後にコテで均す

仕上げ作業が必要です。

この「仕上げ方」で、今後の使いやすさや

使用感が全く変わってきます。

コンクリートは「三度仕上げ」が基本です。

一回目

粗打ちで成形し、大きな凹凸を無くします

ここの作業がいい加減だったり、抑えの技術が低いと

水溜まりや、歩行時に感じる様な違和感が出てきてしまいます。

私達は、最初にして、一番大事な作業だと考えます。

二回目

二回目の抑え作業は、

コンクリートの「肌」を調整し、

荒れた肌をを均一に整えていきます。

ここでは微妙な力加減で全体を抑え、

細かな肌調整をします。

三回目

大抵はこの三回目の仕上げで完了させます。

コテの種類も変え、コンクリートの微妙な固まり具合を見極め、

コンクリートの肌を滑らかに、美しく仕上げていきます。

この仕上げの良し悪しで、5年後、10年後の劣化具合が大きく変わります。

楽しみにして頂きたいのは音

この三回目の仕上げをする時には、

液状だった生コンクリートが

なんとか人が乗れる位に固くなっています。

固くなったコンクリートを、金属のコテで均す時の「音」

何にも表現し難いとても気持ちのいい音がします。

腕の良い土間職人は、等間隔の、同じボリュームで、その「いい音」を出します。

仕上げが終われば、完全に固まるまで放置し、

数日後に型枠を取って完了です。

夏場であれば2日後位から、

冬場であれば5~7日後位から車が乗れる様になります。

後悔しない為に

コンクリート打設は「仕上げ」がその後の使いやすさ、

住みやすさを大きく左右します。

コンクリートに関わる作業や材料には、

統一した「定価」がありません。

材料となる生コンクリートの価格は地域によって異なり、

成分の配合にも左右されます。

それを扱う職人の施工費も、業者によって異なります。

価格が高ければ腕がいい、安いから腕が悪い事もありません。

後悔しない為には、お客様の声が直接職人に伝わる環境と、

声を形にする腕の良い職人を見つける事が大事な条件になります。

C様、この度は再度のご依頼、誠にありがとうございました。

Hちゃん、運転にはくれぐれも気を付けて。

最近の格安工事では、掘削費用、コンクリートのハツリ作業や、

残土、ガラの処理費用を工事後に別途請求されるケースがあります。

最初の見積り段階で安く見せ、

後から費用上乗せのパターンにはくれぐれもお気を付けください。

同じ工事内容で、最低2社以上の見積りをお勧め致します