ブロック塀の危険
ご自宅のブロック塀は大丈夫でしょうか?
まず第一のチェックの目安はご自身の腰の位置です。
自分の腰の位置より高く積まれた古いブロック塀は、大変危険です
その他のチェックポイント
- 遠目から見てブロック塀が傾いていないか
- 軽く押してグラつきがあるか
- ブロックに亀裂や破損があるか
- 築20年前後に該当するか
- 隣地境界としてブロック塀が建っているか
この項目に該当していれば要注意です。
まず大人の腰の位置よりも塀が上であれば、
倒壊した時には背の低い子どもは間違いなく大きな被害に遭います。
また、大人でも腰から下にでもブロックが落下してきたら、怪我では済みません。
地震で倒壊したら、避難中にブロック塀が倒壊したら、大変な事態になってしまいます。
倒壊したブロックで道路が塞がれてしまったら救急車も消防車も通る事が出来ません。
これは想像ではなく、過去の地震で実際にこの様なケースがあった為に、
行政も警告しています。
目視で確認
目で見てわかる様な傾きであれば、もう近づかない方がいいです。
少しの力でも一気に倒壊する恐れがあります。
同時に亀裂や破損も確認しましょう。
軽く押してみる
十分に逃げられる距離を取って試してください。
感覚で1㎝でもグラつけば要注意です。
築年数
家と同時期に塀を建てる事が大半です。
是非ご確認を。
見落としがちな境界線
隣のお宅との境界線にブロック塀を設ける場合があります。
ここで注意しなくてはいけない事は
ブロックの種類です。
ブロックは大きく分けて2種類あり、
軽量ブロックと重量ブロックに分けられます。
重量ブロックは、比較的丈夫で長持ちしますが、
軽量ブロックは、非常にもろく、壊れやすいブロックです。
境界線に使われる事も多く、軽く壊れやすい為、倒壊の危険は更に高まります。
お隣とのデリケートなお話にもなりますが、
万が一の為にも一度ご検討をお勧めします。
法改正
大きな地震が起きる度に、ブロック塀の問題はクローズアップされ、
法律も変わります。
以前はブロック塀が地震で倒壊した場合の賠償責任は、
国や各自治体の責任でしたが、改正後には家の持ち主の責任になりました。
この為に各自治体でもブロック塀解体の為に掛かる費用を、一部補助してくれる
制度も出来ました。
ですがまだまだ普及はしていません。
大地震が起こる前に、大事な人に万が一の事が起こる前に、
早めの対応をお勧め致します。
対応策
個人でも解体は可能
ブロック塀の検査や点検をする業者もいるようですが、
私個人の考えは、怪しいブロック塀は壊してしまうのが一番だと思います。
その気になればですが、大きなハンマー1つあれば、素人でもブロックの解体は可能です。
費用
費用的に難しければ、解体後の片づけだけでも承りますし、
お客様ご本人がお手伝い頂けるようであれば、作業費用からのお値引きも可能です。
フェンス対応
全部を解体するのではなく、上部の数段のみの解体でも承ります。
地上からの3段目までは残し、アルミ製のフェンスで目隠しをする方法が
一番安価で収まるパターンです。
鉄骨補強
立地や周りの環境次第では、ブロック塀の解体や切断が難しい場合があります。
その場合、地面に穴を開け、鉄骨でブロック塀を支えて補強する方法もあります
その他状況によって、ご相談いただければと思います。
ご予算や条件によって、最適な方法でご対応させていただきます。
お見積りだけのご依頼でも構いません、是非お問い合わせくださいませ